楳図かずお『アゲイン』購入計画
白樺書房で『アゲイン』の揃いを見つけた時には、以前近所の子に5巻6巻を借りて読んでいたので、爆笑マンガだと知っていましたから、凄く欲しかったけど、母親のOKが出るとは思えませんでしたが、冒頭を少しチェックするとシリアスな展開で始まる様子なので、母親に「ねえねえ、少し読んでみて」と店頭で読ませてみて、老人問題がテーマの真面目なマンガだと思わせて、買ってもらいました。
以下が冒頭部分です。
『伊賀の影丸』の秘密
秋田書店サンデーコミックス『伊賀の影丸』の1巻を買ったときは、きっと内容は影丸が一人前の忍者に成るために毎日修行をするところから始まるのだと信じていました。しかし登場した影丸は、もう十分に一流の忍者でした。もちろん買った時は1巻が発表順になっていないと知らなかったので、まったくの勘違いで影丸の最初はこういうものだと思ってしまいました。
後日、発表順で最初にあたる『若葉城の巻』を読みましたが、やはり「麻の苗木を植えてそれを毎日飛び越える」修行は出てきませんでした。
影丸の強さの秘密は、私の考えだと『剣術の強さ』つまり剣豪忍者であることだと思います。お互いの忍術を使って戦い、その弱点を見破って優位に立ち、その上で剣術勝負を挑み勝つことが出来るこの剣術の見事さが、最終的に影丸の強さと結びついていると思います。
『伊賀の影丸』第7巻
藤が丘の駅前に、昔は白樺書房という本屋さんがありまして、当時は漫画の単行本を1巻から順に揃えて在庫を持っている本屋さんは珍しかったです。普通の個人書店さんは、新刊が並んでいる程度で、季節によっては一時的にセットものの入荷で1巻から並んだとしても、補充などはされずに段々と歯抜けになっていってお終い。欲しい物が入荷していたら、早めに入手するしか対策はありませんでした。
しかし、白樺書房は違いました。ここの棚にならんでいるシリーズは定番商品で、好きな巻数から集めて行けるのです。
たしか中部統一テストとかいう試験が当時はありまして、そこからの帰り道が藤が丘を経由するパターンになっていて、テストのたびにコミックスを買ってもらえました。その最初が『伊賀の影丸』第7巻でした。
初めてマンガを買った本屋さん
子どもの頃、緑区左京山に住んでいて、通学路沿いの「いせや書店」でJC『マジンガーZ』の1巻を見かけました(今回この「いせや書店」を確認するために半日検索していました)早速、店頭でチェックして、どうしても欲しくてたまらないので親に頼み込んで購入の相談をしました。当時はマンガに拒否反応のある大人も多くて、我が家でも存在している漫画本は講談社の箱入り『のらくろ』が3冊あるだけでした(これも病気で寝込んだ時におねだりして奇跡的に入手した貴重なものでした)
思いがけないことに両親から許可が出て、週末に父親と鳴海書店、有松書店と大きめの本屋さんで探したのですが、売り切れで手に入りませんでした。そして振り出しに戻って、左京山のいせや書店で入手の運びとなりました。
いせや書店は現在は2キロほど移転して営業しているらしいです。
白黒テレビが家に来た。
1966年12月に我が家にもようやくテレビがやってきました。
そして、そのテレビで見たのが『鉄腕アトム』の最終回でした。
せっかく自宅でアトムが見られるようになったのに、これでお終いになってしまうとは運命の巡り合わせにがっかりしたものです。でも、もちろん後番組の『悟空の大冒険』は楽しみましたよ。
『鉄人28号』の本放送は、自宅では見ていないようです(年表を見ながら)家で見たのは再放送だったようですね。
1972年の『マジンガーZ』から始まったロボットアニメのブームの影響で、永井豪の原作版ジャンプコミックスを購入し始め、書店で新書コミックスや雑誌を立ち読みするような年頃になりました。雑誌で見たアフロダイAとマジンガーZの初邂逅シーンは忘れられません、アフロダイAの頭部は絶対UFOになって離着陸すると、見た瞬間に思いました(勘違いでした)